酉年に寄せて・・・にわとり小屋の思い出

私の生家が昔かやぶき屋根の家だった頃の話です。玄関に向かって左が縁側、板の間(今で言う廊下)になって
いてその下にワラを切って敷き、白いにわとりを7〜8羽飼っていました。当時田舎では卵は貴重な蛋白源だった
ので、何処の家でも飼っていたように思います。

現在のように卵を産まされるためにのみ方向転換もままならないようなスペースに一羽づつ入れられているので
はなく、朝日が良く当たり時々は庭に出してやると青葉や虫を捕って食べたり自由に運動ができて、にわとりも幸
せだったと思います。卵黄の色も市販されているような黄色ではなくオレンジ色でしっかりとしていました。


昨年農林大学の3回目の記念品に貰った地鶏卵が昔の卵黄を思い出す懐かしく美味しい味でした。

これからもこのような卵がふるさと向原町でたくさんとれる事を期待しています。

酉 年

バタバタしないでゆっくり確実に羽ばたきましょう

新年に自分自身に言い聞かせた思いでも

ありましたが、1,2月もアッと言うまに過ぎて

3月も半ば。確実に羽ばたくことの難しさを

痛感しています。


2005.01.08〜2005.03.11までindexに使用




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