赤いほっぺの女の子 幼少の頃の私は,赤いりんごのようなほっぺをした小さな可愛い(?)女の子でした。(今でも小柄だけれど・・・)近所に女の子がいなかったせいもあって男の子の友達が多かったみたいです。かなり離れた場所からでも「たーこーちゃん遊ぼう」と言って訪ねてきてくれたMくん、近所のTくん、ガキ大将だったKくん、みんな懐かしい幼友達です。女の子の癖に私は,家の周囲にあった柿の木やもみじの木登りが好きで、父母に小言を言われながらも、相当のおてんば娘でした。
裏山の栗拾い 山すその生家の裏には,どんぐりや,栗の木が数本あって毎年秋になると,栗拾いが楽しみでした。何時の頃からか,早朝から近所のTくんと競争して、拾うようになりました。そのうち早起き競争もだんだんエスカレートして、暗いうちから起き出して懐中電池(ポケットライト)を持って拾いに行ったものです。ライトに照らされて朝露に濡れて光る栗がイガごと落ちて、はじけているのを見つけた時の喜びは,子供心にやった!と一人笑みがこぼれ,ひとしお嬉しく楽しいものでした。
お寺の境内

里の近くには,お寺があって近所の小学校の下級生から上級生まで、何時誰からともなく10人近く集まってきては,楽しく遊んだものです。

境内には,大きなイチョウの木や,サルスベリ (木登り得意なサルでも滑ると言われるつるつるした幹でピンクの可愛らしい花をつけます) 柳や椿の木、そのほか石段や、鐘突き堂、石灯籠等いろいろあって、かくれんぼ、鬼ごっこ、缶けり、縄跳び等等、遊ぶのにはもってこいの恰好の場所でした。

中でも一番面白かったのは,本堂床下での「かくれんぼ」です。床下は薄暗くて、大きな柱や、岩のような石も転がったりしていて、蛙やヤモリ、クモの巣に出くわすこともしばしば、子供の冒険心を満足させてくれる絶好の場所でした。

お寺のゴインゲサン(住職さん)に見つかると「危ないから止めなさい」とよく大声で叱られたものです。でも何度叱られても面白いので、なかなかみんな言うことを聴きませんでした。

夏などは,特にヒンヤリとして気持ちが良いので,日没までよく遊んだものでした。

あの頃一緒に遊んだ先輩や、後輩、同級生お元気でしょうか?会いたいなぁと懐かしく思います

※イチョウやサルスベリの木

は昔のままかなりの樹齢です

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