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中秋(仲秋)の名月(1日)が近づきました。田舎ではこどもの頃、縁側に机を出して母の作ってくれたお団子を皿に盛ってススキや萩など秋の草花をお供えして、十五夜を眺めたものです。今では幼稚園にも行かないこどもさえ、お月さまにウサギさんがいて杵で餅つきをしているなんて信じている子は誰もいないでしょう。 私達がこどもの頃は満月を見上げてあそこが杵、あそこがウサギさんなんて思ったものでした。何だかあの頃の時代が夢があって楽しかったような気がします。宇宙開発競争のおかげでお月さまへのロマンも吹っ飛んでしまいました。でも『月見る月は多けれど・・・』と言われるように現代も9〜10月は1年のうちで最も美しい月が眺められるようです。 1日:中秋の名月、2日:十六夜月(いざよいの月)3日:立待ち月4日:居待ち月5日:寝待ち月と言って、だんだん月の出る時間が遅くなるにつれ、呼び名も変化するようですが、天候が良ければ美しい月が観賞できそうで秋の夜長の楽しみです。(2001.09) |
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